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足の長さが違う場合の矯正

先日、右と左の足の長さが4cm違う方が来院されました。(60代女性)

歩くときもびっこを引いて歩いています。

生まれつきかどうかお伺いしたところ20歳くらいまでは同じだったといいます。

働くようになってから少し左右のバランスが違うなと感じるだけで、時々マッサージなどに通いほぐしてもらっていたそうです。

左右の脚の長さが違うのはみんなあると思っていたので、あまり気にしていなかったそうです。

そして、3年くらい前に自転車で転び肩から落ちて肩を痛めてから全体のバランスが崩れてきたらしいです。

あちこちの整形外科やスポーツリハビリ、カイロプラクティック、整体などに通いましたがほとんど効果が感じられなかったそうです。整形外科ではこれ以上は治らないので手術を勧められたそうです。

実際検査をしてみると、明らかに骨盤がずれて右の骨盤が前に左の骨盤が後ろにずれて右の腰がこわばっています。そして左の太ももが張って痛がっています。右股関節も硬くなっており整形外科では変形性股関節症と言われたそうです。

股関節がすり減っている場合、施術して骨が増えることはありませんので、しっかりと骨の栄養をとったほうがいいです。

骨盤をゆるめてから、太ももをゆるめ、骨盤を矯正していくと4cmの差から2cmまでになりました。

まだ、腰まわりがものすごくこわばっているのでほぐしていきます。

肩も悪いので肩、肩甲骨をほぐし、頚椎もストレートネックになっていたので頚椎も施術していきました。足の長さは1cmの違いまでになりました。まだ骨盤の形がおかしいですが1時間の施術ではここまでです。

施術が終わり、歩いてみると普通に歩くことができました。

しかし、筋肉が長い間悪い姿勢を記憶しているので、最初のうちは戻りやすいです。若いうちは柔らかいのですぐに治りますが、年齢も60歳近いしだいぶ悪くなられてから来られたので、何度か通院されて正しい位置を記憶して、運動と骨の栄養を摂ることをおすすめしました。

最後に寝ている布団はどのような布団か尋ねたところ低反発マットレスだそうです。

業者様には申し訳ないのですが、寝た瞬間は気持ちいいのですが長く寝ているとおしりが沈み込みくの字に曲がってきます。寝ている時の姿勢が悪くなっているのがわかります。

実際、腰が悪くなっている方の殆どに低反発で寝ている方が多いのは事実です。

できれば固い布団、もしくはヘルスウェーブで寝たほうがよいでしょう。



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